(23)すぐに結果を欲しがる人は大きな果実を得ることなし!

 みなさんは、『意思決定』と『結果』の関係について深く考えたことはありますか?

人は毎日、多くの意思決定を行っています。例えば小さな意思決定では、お昼ご飯に何を食べるか?『カレーにしようか?ラーメンにしようか?』これも一つの意思決定ですよね。

そのような小さな意思決定は『結果』がすぐにでます。 お昼には結果がわかり、どちらかを実際に食べることができる。しかし、このような結果がすぐわかる、小さな意思決定では、成長したり、次のフェーズへ移行したりすることはありません。

それでは『人生を変えるような意思決定』とはどのような意思決定なのでしょうか。

それは『人生を変える大きな意思決定』はたいてい、『結果がでるまで時間がかかる不確実なこと』が多いのです。

結果がわかるのは 3年後、5年後、いや、10年後かもしれません。

しかし、自分の人生を変えるには、そのようなすぐに結果がでない、不確実な意思決定をしていく必要があります。撒いていない種は芽がでず、たわわに実った果実も得ることはありません。

人は『結果がすぐにでない意思決定を嫌がる』生き物です。すぐに答えや結果を欲しがるのは人間の持つ本能的な部分でもあります。そして、人は、天から偶然におちてくる幸運を期待してしまうのです。ありもしないラッキーを待って時間を浪費してしまいます。

人生を変える意思決定をした人とそうでない人との差は、2〜3ヶ月ほどでは全くわかりません。この時点では、普通の人は、隣にいる『人生を変える意思決定をした人』をみて安心します。『俺と何も変わってないじゃないか』と。

しかし、意思決定をした人は、着実に駒を進めているのです。そして2年、3年、5年経ったときに、初めて気づくのです。全く追いつけない領域にその人たちが到達している事に。そして、何も進んでいない自分と比べて唖然とするのです。

このようなことがなぜ起きるのか。この理由は明らかです。恐ろしいことに、大抵の普通の人は意思決定をしたとしても2〜3ヶ月したら忘れてしまうのです。その程度の意思決定しかしていないからです。

人生を変えたいのなら、不確実ですぐに結果がでない意思決定をしなければりません。不確実な領域に身を置いてどんどん意思決定を行わないといけないのです。逆にそれができる人は未曾有の領域に達することができます。

ここで皆さんにお伝えしておきたいことがもう一つ。基本的に人生を変えるような大きな意思決定をしたとしても、それに正解はなく、『それを正解にする』というほうが正しいような気はします。

二つのパラレルワールドは同時に存在することはないが、どちらも存在する可能性があるのです。私たちにできることは選んだ選択肢を正解にするよう日々努力し、その目標に向かって突き進むしかありません。3年後に振り返った時に。そのとき初めて、その意思決定が結果的に良かったと確信できるのです。

不確実なすぐには結果が出ない意思決定を遂行するのは正直とてもしんどいことです。

でも、まずは、10%を目指す。そして20%をめざし、そこまでできた人は40%にもいけます。そして60%ぐらいまでくると脂が乗ってきて楽しくなるはずです。 そこからは最後までつっきるのです。飛行機も離陸するまでが一番エネルギーが必要なのと同じように、しんどいのは最初だけです。

今、あなたが、保留にして迷っていることをすべて決定してください。そして、意思決定を行い、とりあえず前に進んでください。今の時代、迷っている時間が一番無駄であり進んでしまえば、そこでまた新たな道が見えてきます。もちろん、失敗することもあります。しかし、進めば、そこで新たな予期しなかった出会いや、新たな道が発見できます、経験という財産が残ります。進まないことには失敗もできず何も進みません。

今、結果をだしている人は孤独で不安の中、過去に『重要で重い人生をかえる意思決定』を何度も繰り返してきている人です。

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