
(24) 〜土・水・光〜 『人』は『花』のように育てる
皆さんの中には、経営者の方もいらっしゃると思います。
被雇用者側から、経営者になると、組織全体のことを考える必要があり、自分の仕事だけしている訳にはいかなくなります。
私は常に考えています。6つの経営資源『ヒト カネ モノ 時間 情報 知的財産』を効率よく、どこに、いつ、合理的に配分するかを。特に重要な経営資源である『ヒト』は大切です。
私がとても尊敬する人が社員について記したすごく素敵な文章を昔読んだのを最近よく思いだします。
私はその文章を読んだときにすごく感動し、私もこのように社員を育てたいと強く思いました。
その内容は以下のようなことでした。
経営者が人をどう育てどう接していくかの私の一つの答えとして
『人を育てる』ではなく『人が育つ環境をつくる』という考えをもとに『人材育成』をやるべきであるという一つの結論に至った。
『社員と花が育つ環境はよく似ている』
花が育つには『栄養のある土・適量な水・日光』が必要である。
では会社での『栄養のある土』とは?
それは、『ルールと社風』である。土に栄養が無いと枯れるように、会社にも良いルールと社風がないと社員は枯れていく。また栄養分が大すぎても花は枯れてしまう。同じく会社にもルールが多すぎると、社員の良さは発揮されず枯れていく。
では会社での『適量な水』とは
それは、『報酬(給料)』である。水が無ければ花が枯れるように、社員も報酬がなければ枯れていく。
しかし、花は必要以上に水を与えられると根腐れして腐ってしまうように、社員も評価以上の報酬を与えると自分の力量を見誤り言動と結果が伴わない社員となり、腐っていく。
では最後に、会社での『日光』とは?
それは『教育』である。適度な日に当たる事により、花は綺麗に元気よく咲いていく。日に当たらなくても当たり過ぎても花は枯れてしまう。
社員も教育をしてあげる事により力を伸ばし職場で花を咲かせる。教育をしなければ、いつもしおれた社員となり、職場で花を咲かすことができずに、最後は枯れてしまう。日光が当たり過ぎると花も枯れるように、過度な教育もまたその社員を枯らせてしまう。
この様に経営者は社員が綺麗に花咲くような環境を作らなければならない。
そうすれば社員は目の届かない所でも綺麗に咲いて、気がつけば社内中が花で埋め尽くされるだろう。
『人』という、最も重要な経営資源についてはいくら考えても考えすぎることはありません。
私も毎日スタッフに感謝し、彼らの良さ『強み』を引き出せるような環境を整えられるようにこれからも努めていきます。
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